6月11日(日)、横浜西区藤棚にある藤棚地区センターで、「楽しく健康に阿波踊り体操」を実施させて頂きました。
従来藤棚連には福祉関係者が多数おり、阿波踊り体操に興味を持っておりました。しかしながら阿波踊り体操を学ぶ、波踊り体操リーダー養成講座は徳島県での実施となっており、なかなか学ぶ機会がありませんでした。
そこで、阿波踊り体操を開発された徳島大学の田中教授、藤棚地区センター、またJAAS(日本科学振興協会)の協力のもと、初めて徳島県外でのハイブリッド開催を実施する運びとなりました。ご関係者皆様には深くお礼申し上げます。
企画自体は3月頃から動きだします。まずは徳島に赴き、徳島大学、藤棚地区センター、JAASとオンラインでつなぎ、大まかな構成を考えていきます。
ここでJAAS(日本科学振興協会)を紹介させて頂きます。JAASは「日本の科学をもっと元気に」をスローガンに、科学の振興に意欲を持つ多様な立場の人々が対話・協働する場を提供するために設立されました。
実はJAASと徳島大学は既に協力実績があり、徳島大学の子供向けロボットプログラミングクラブの様子をレポートしておりました。
この度は、「阿波踊り体操」に注目し、民俗芸能×科学という組み合わせによって、福祉体操としての促進図れるのではないかという考えのもと、JAASと共催することになりました。具体的には地区センターで講座を開催、そしてJAASがオンラインでライブ配信いたします。
具体的な検討を進める中で、脳フィットネスの研究をされている筑波大学の征矢教授が協力頂けることになりました。体操の「体」と「脳」への影響をお話頂くことで、参加者により深い理解と興味を持って頂けるのではないかと考えました。
今回は、「阿波おどり」の誰でも参加できる親しみやすさを生かして、過去記事にて紹介しております、分断する社会、孤独・孤立の問題の社会的処方として、継続性の高い団体への社会実装を目的に、藤棚地区センターの「自主事業」として実施する運びとなりました。
募集については、初めての試みのため、参加人数が予想できず以下の通り様々な広報を行いました。また、「第三地区ふれあい春祭り」、「藤棚まつり」においても案内させて頂きました。
それでは当日の様子です。幸いなことに地区センターには9名、オンラインでは5名、合計で14名の参加となりました!
オンラインではJAAS、徳島大学、筑波大学、そして地区センターは2つのカメラがオンライン中継されます。
はじめに、徳島大学の田中先生より「阿波踊り体操」の説明を頂きました。男踊りはスクワット効果、女踊りは腸腰筋を鍛え転倒防止に、そして両手を挙げて踊りますから肩周辺の筋肉も満遍なく使います。
次にみんなで体操を踊踊ります!地区センターではよみうりカルチャー自由が丘での阿波踊り体操教室の七條さんが講師をしてくださいました。ありがとうございます。
基本編、トレーニング編、肩こり解消編の3つの体操を踊ります!
短い動画しかないですが、全体の雰囲気は下記をご参照下さい^^ 体操の締めはやっぱり「ヤー!」です。
最後に、筑波大学の征矢先生から脳への軽い運動の効果についてご紹介頂きました。脳フィットネスをテーマにかかげ、楽しく続けられることにより脳の機能が高まり、快適生活・自己実現が図れるとう話を頂きました。運動は中強度以上は継続が難しく、その点、阿波踊り体操は適した運動強度を選べます。また音楽リズムが加わることで継続が促され、脳の活性化に良い運動処方となるのではないでしょうか。
今回実施して分かったことですが、基本編でも参加者によっては強度が高くなることがあります。そこで強度のバラエティーを増やすために新しいものを作っても良いかもしれませんね。
アンケート結果、幸いなことに参加された皆さんが「大変満足」「満足」と回答を下さいました。次回の参加希望についても、回答を頂いたうち75%はまた参加したいとおっしゃって下さいました。
またこの活動、全国の民俗芸能(おどり)についても言及できると考えております。民俗芸能(おどり)×科学という形でJAASと連携することで、皆が継続でき、更に街づくりにも影響を与えるような体操が全国で展開出来ればよいなと考えております。
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